炭酸飲料の炭酸を抜くには。

どうでもいいついででどうでもいい話。web 上を探してもなかなかそのものずばりの記事がなかったりするみたいなので、不足を承知で記しておく。

温度(℃)020406080100
溶解度*1.710.880.530.360.29-
データは理科年表より。溶解度は水 1cm3 に溶解する気体の体積(cm3 @ 0℃・1atm 換算)。(追記:80度まであるデータをweb上にて発見したので換算し追加。100度のデータを外挿してもいいのだがあまり意味がないのでやめておく。
やはり、温度を上げるのが炭酸を抜く早道であるようだ。理科年表において二酸化炭素の80度以上のデータがない理由は判らないが、もし「測定不能なほど溶解度が低い」ということならば、火にかけてボイルしてしまうのが確実なのだろう
一方で、40度を越えたあたりからは溶解度に大きな変化がなくなる。従って沸騰とか大袈裟なことまでやりたくない場合や、煮ると味が変わってしまうことが気になる場合には、冷たいままよりは温めた方が確実に炭酸が逃げやすいわけだが、その温度は人肌程度で充分ということであるようだ。…が、残念ながらその反応はあまりすみやかではない。結局のところ蓋をゆるめたまま 40度程度まで湯煎し、あまり冷めないようにしてそのまま一晩ぐらい放置するよりなさそう。(と、そんなようなことは以前にも書いたような気もするけどあまり気にしない。)

■ 【追記】関連記事

id:owl:20051024#cola , id:owl:20040711#p2 といったあたりも御参照頂ければと。