まあ、どっちもどっちってとこですか。

だいぶ前の話になるが、「日本には飛行場がいくつぐらいあるのか」で家族と論争になったことがあった。私(おうる)は「余裕で 100以上ある」と主張。離島の多い日本なれば当然だと思った。家族は「100なんてとんでもない、全然少ない」と主張。そこで、賭けをすることにした。飛行場の数が 100 より多いときは、多かった分 1港につき \100 を受け取る。反対に 100 未満のときは、足りなかった分 1港につき \100 を支払う。
これは圧倒的に私(おうる)のほうが有利な賭けだ。というか、賭けとして成立していないくらいに不公平とも言える。なにしろ、私は調べれば調べるほど収入増が見込まれる。各県に 1港ずつしか飛行場がなかったとしてもその数は 47 。つまり私(おうる)はどんなに悪くても \5,000 以上損はしないと見込まれる。そして、一生懸命になって調べるのは私(おうる)だけ。だから、結果が芳しくなければ私(おうる)が調べるのをサボってうやむやにすればよい。
 もっとも、そんなせこいことを言わずとも、私(おうる)はうまくすれば \10,000 ぐらい稼げる自信があった。
さて、実際調べる段になって意外と大変であることに気付く。いまのようにインターネット上に有用なデータなど無いし、アクセス可能な端末も無い。手持ちの地図からひたすら目をさらにして飛行機マークを探しまくるのも骨だ。結局、図書館で百科事典を引いて、そこにあった地図から空港を拾った。結果、その数、104 。
微妙。
ここで少し考えた。きっと、1枚の地図に載っているような空港は大きなものだ。小さなもの、例えば、大学とか研究所みたいなところや、個人が持っているような飛行場は、こういうところには載っていない(←そういうものが日本国内にそれほどざくざく存在するとは考えにくいのだが、ともかく当時はそう考えた)。そしてそういう飛行場は、ここまでで調べた空港の数などよりもっと沢山あるに違いない(←それもどうだか…でも当時はそう考えた)。…しかし残念ながら、そんな飛行場を調べる方法はあるのか、というと、当座思い当たらない。
そこで、私(おうる)はこう提案してみる。「現時点で 104 見付かった。これから調べればもっといくらでも見付かるけど、50港分、\5,000 で手を打とうじゃないか。」
この提案は「なにいってんの」のひとことで一蹴された(あたりまえである)。私(おうる)は \400 を受け取り、面倒なのでその後の調査を打ち切った。
そんなことをふと思い出し、今をときめくインターネットで調べてみる。こういうとこなどで数を数えてみたところ、111港。
やっぱり微妙。

■ 後日追記

TV 番組によると「公共用の空港で、97港」とのこと。なお微妙。