「クイズ!SPY2/7」

単発実験番組なのか、あるいは新番組か(多分前者)。

  • プレイヤー 7人のうち 2人はスパイ。
  • プレイヤーのうち 1人がデリーターとなる。
  • 司会者が 7人にクイズ(3択)を出し、プレイヤーは相談して答えをまとめる。
  • スパイはクイズの答えをあらかじめ全て知っている。
  • 回答が不正解だった場合、デリーターはプレイヤーのうち 1人を指名し消去する。
    正解だった場合は消去できない。
  • デリーターは 1問毎に持ち回りで次のプレイヤーに移る。
  • 一般プレイヤーはスパイを 2人とも消去できれば勝利。
    スパイは一般プレイヤーを全員消去して残れば勝利。
  • 最後に残った 2人がスパイと一般プレイヤー 1人ずつだった場合には、一般プレイヤーが 2択問題に挑戦。
    正解ならばプレイヤーの勝利、不正解ならばスパイの勝利。

長井秀和はしのえみが出ているので私(おうる)にとってはツボ番組のはずなのだけど、難解なルールを難解なまま展開できないのか、と思ってしまうと少々薄味に思えてしまう。バブルの頃のこってりとした深夜番組に慣らされてしまっている所為か。
「スパイはクイズの答えを知っているから、スパイにデリーターが回ってきたときわざと間違った答えに誘導してプレイヤーを消去する作戦が取れる!」なんて言ってみたところで、芸能人が寄り集まればいつも漂うのは「ヤラセ」の香り。別にスパイがどうこう言うまでもなく全員が全員シナリオ通りに演じれば済む話だ。というか、そうせねば番組的にはおもしろい展開にならないのではないのか、なんて勘ぐってしまう自分もいる。「演技か、うわー女優だなぁ」「人間て恐ーい」なんて科白も聞きようによっては白々しいことこの上ない。こういうメタな部分でひっかかるから本来の楽しみ方がどんどん薄まってゆく。
とかいいつつしっかり観てしまったけど。長井秀和ってこういう謎っぽいシチュエーションでナビゲータとかやるとはまるかも。