最近、甘口の日記が多いとお嘆きの貴兄に。

というフレーズをふと頭のなかで転がしてみた。
日記、というか、テキストサイトに関していえば例えば「毒舌系」とか「批評系」とカテゴライズされるようなものはことごとく問題を起こし、あるいは騒動の渦中に巻き込まれ、力尽きて消えていった。また、書きたいことを書くだけ書き充分満足して、あるいはネタを使い果たして、流星の如く消えた。(あるいは屑虫の如く自己満足更新を続けているもよう。)
思うに、「日々記す」というのは、万人が有するアビリティではない。勿論、業務の一環として記す「日報」の類いはかなりの人が容易に成し遂げるわけだが、個人的興味で記されるそれは一種の「蒐集癖」の為せる業であるともいる。なおかつ世に「見上げた蒐集家」と「そうでない蒐集家」が存在することでわかるとおり、「広く賞賛さるべき日記家」はさらにその中の一部だ。その上「批評する」という行為によって自らを批判の渦の中に巻き込み、再批評を甘受するのは恐らく苦痛だ。これには主にふたつの理由があり、ひとつには一般に「ツッコミ属性」の人間は自らが突っ込まれることに甚だ弱い、ということ、いまひとつは「批判」という外部化(パブリケーション)は「日記」という内部化(パーソナライゼーション)と全く逆方向のエネルギーを有すること、である。
…いや、なにを書きたかったのかほんとうにわからなくなってきたし、そもそもこんなことを書きたかったのかどうかさえ疑問だ。要すれば、

で検索するとしっかり菊正宗酒造株式会社のページ(=いわばネタ元)がトップでかかってくる Google はすごい、という話。Google のミラクルはときどき耳にするが、一体どういうカラクリになっているんだろうとときどき思う。



…やばい、今日もグダグダだ。