指環外しの「裏技」

また「裏技」なんて連呼すると恰以下略。
抜けなくなった指環を外すテクニックは(指に糸を巻くなど)世に数多あるが、指がむくんで抜けなくなった場合や、指の第2関節外側の皮膚が邪魔して抜けないようなケースでは、ハンドクリームを塗るだけでかなり取れる。

手に塗ることのできるクリーム・ローション・オイル・ジェル状のものなら大抵なんでもよいのだが、滑り性がよく、特に効果的なのがこれ。(→参考
指環を少しずらして少量とったクリームを一周ぐるっと伸ばし、指環を戻して回し、裏側に馴染ませる。指の第2関節(特に外側)にもよく塗り伸ばす。これで準備完了。あまり勢いよく引っ張るとするっと取れすぎて指環がすっ飛んでいくからむしろ注意。
この方法、「はめることのできる」指環なら、まず取れる。
なお、難関となりやすい第2関節では、指環を指の腹側(内側;手の平側)に押しつけるようにしながら抜くと抜けやすい。軽度のものならそのまま、あるいは水に濡らす程度で抜けることもあるのでまずはお試しを。
因みに経験のある方は既に御存知とは思うが、あわてて抜こうとして引っ張ったり揉んだりしごいたりすればむくみや充血が促進されてますます抜けなくなる。
指を捻挫して関節が腫れた場合や、ちょっと指輪を引っ張っただけで激痛が走るような場合、何年もはめたままの指輪が関節の変形などにより抜けなくなったようなケースは、無理をせずジュエリーショップや消防署などに(痛みを伴う場合は勿論病院にも)相談しよう。
いちばんよいのは、はめた位置で全く回らないほどきつい指環をはめたままにしたりしないことだ、というのは飽くまで机上論。言っても詮無いことだ。