Gardener

owl2003-10-06

こうやのしらばかま。「いたたまれないこと」「見ていてはらはらさせられること」を言うのかと思っていたが、どうやら違うようだ。一応リファレンスとして記しておくと、概ね以下のような意味で使用される言葉らしい。

  1. 他人事にかまけて自身に手が回っておらぬさま
    「自分の頭の蝿を追え」「医者の不養生」などと同義
  2. 場違いなさま
    「瀬戸物屋の牛」と類似
  3. いつでもできるはずのことを放置しているさま
  4. 藍染めをしているのに自分の袴には染みひとつ付けない、といった職人の心意気

因みに「棚からぼたもち」は、悲惨な目に遭ったときに使おう、試みに、棚から予期せぬぼたもちの直撃を受けあんこまみれになった人のことを想像してみたまえ、…と、だいぶ昔に読んだ「ペンギニストは眠らない」(ASIN:4041538017)という本に書いてあった。



そもそもがかなりどうでもいい話だが、何故こんな話になったかといえば、id:emimi:20031004#c さんより「庭師」という光栄余りある称号を頂いたところでふと頭に浮かんだ言葉が「紺屋の白袴」という言葉だったのであった。(私(おうる)の『剪定技術』についてはこの際敢えて言及しないこととする。)正確な意味を知るにつけ、ああまさに「紺屋の白袴」だなぁ、と、思うことしきり。私(おうる)の裏庭は荒れ放題。他人さまの庭先に出向き、「ビクトリノックス・ファーマー」あたりを片手に遊んでいる場合ではないのかもしれない。
それよりも深刻なのは正味な話、実生活のほうかもしれず、ほんと白ターコイズ(White Buffalo;\4500/g)とかいじってる場合じゃあ、ないんじゃないのか。