一応写るには写った。

私の愛機(?) Dimage X (初代)は、天体写真や星野写真の撮影にはとことん向かないカメラである(と、言い切ってみる)。フォーカスモードはオートのみなのはわかるが、カメラがフォーカシングに失敗したと判断すると、その場合ののフォーカスは距離 2m に固定される。しかも絞りが連動していないらしく、無限遠は完全にアウトオブフォーカスに落ちる。
…と、このへんまで書いて、なんかいろいろ書くのが面倒になってきた。そもそもこのカメラでもって夜間撮影を試みる私(おうる)がいけないのだし、ズーム時やフォーカス時に鏡塔が出っ張ったり回転したりしない、つまりコリメート撮影に最適という理由で選んだカメラなのだから面倒くさがらずに望遠鏡を引っぱり出せばいいだけの話なのである。
ともかく、どうにかこうにかして撮影した月と火星の写真。火星は右下の儚い光点。 ま、こんなものか。時刻は 24時をまわり、最接近ピークからは既に数時間が経過していた。