私ことおうる。

私(おうる)はこの日記内において一人称を「私(おうる)」に概ね統一している。ときどき「私」だけになったりもするが、それは表現上、わざとであったり、忘れているだけだったりもする。
ハンドルネームである「おうる」だけにしても本来いいのだが、なんとなくフェミニン過ぎるような気がしなくもないので避けたかった。加えていうならば、本来の書き手である自分と、文章との乖離が促進されそうな気もする。それでは少々都合が悪い。
では何故「私」だけではないのか。この理由は、実はみみっちいものである。私(おうる)の書いたものを、簡単にコピペされたくなかったのである。いかなる方法を採っても、文章のコピーペーストは簡単で、誰の著述かわからなくなるのはあっという間である。だからせめて、一人称で語っているところではいちいちスタンプがわりに名前を入れておこう、そう思った。
やってみたら意外に据わりがよいような気がしたので、ならばすべて統一しておくのもいいかな、と。
正味な話、私(おうる)の文章など好きこのんで引用する人などほとんどいない。杞憂だし、自意識過剰。でもまあいいか。そういうせこいことを常に考えながら文章を書いているのも、私という人間である。(←あ、ここの「私」はわざと「単品」です。) また、こういうくどくどしい表現が、私ことおうるという人間をわりとよく象徴している、そんな気もする。
こうした書き方が盗用防止のためには大して役立たないことはよくわかっている。もし私(おうる)の文章をさも自分が書いたようにして盗用したいというような人がいたとしたら、「(おうる)」を一括削除するだけでいいのだから。ただ、そこまで労力を注いでくれるのならむしろ私(おうる)としては本望であったり。



あ、因みに、この項は、こちらのコメントを受けて書きました。記して謝意に。