ツメクサの花

owl2003-07-11

ツメクサにこんな素敵な花が咲くとは知らなかったよ。



ツメクサは道端や固い表土の場所などにさりげなく生えている小さな草本。花が咲いていない時点では、一見すると地衣類かなにかのような風体。緑が濃く、花がなくとも美しいが、ほんの 3〜5mm 程度の可憐な白い花をつけた姿はますます美しい。所謂「雑草」のなかでいちばん好きな植物をひとつ挙げよ、といわれたら、私(おうる)はこのツメクサを選ぶかもしれない。(ほかには、ムラサキカタバミやヤエムグラ、ムラサキサギゴケあたりで迷うかもしれない。)

近接撮影、小さな被写体、視線方向に長い(≒奥行きあり)。ピントの合いにくい条件の揃っているこうした対象を撮影するときには、ピントはマニュアルが好ましい。勿論、普及型・小型デジカメのほとんどはオートフォーカスオンリーだから、そうした場合にはピントを合わせたい距離に左手などなんでもいいから物を置いて、シャッター半押しでフォーカスロックをし、そのまま構図を決めて撮影すればよい。必ずしも、ピントを合わせたいそのものでフォーカシングする必要はない、距離さえ同じならばなんでもいい。

「ツメクサ」の名称由来は葉の形状が鳥の爪に似ているからだという。つまり「爪草」。「シロツメクサ」や「アカツメクサ」(ムラサキツメクサ)などとは由来が異なる。こちらは昔、梱包材として用いたことから。即ち「詰め草」。