カクテルパーティー効果
カクテルパーティのようなざわざわと騒がしいところでも、自分の名前を呼ばれたりするとよく気がつく。これを「カクテルパーティ効果」という、雑音（ノイズ）の中から自分にとって意味のある情報が浮かび上がって知覚されるという、誰もが感じたことのある、あれ。
当たり前の話だが、すべてを知覚できる人など、いない。
出社前の散策で、ふと、紫陽花ばかり見つけている自分にふと気付いた。これも「カクテルパーティ効果」の一種なのかな、なんてことを思いつつ、散策は続く。
おかげで 6月9日の日記に画像を追加できた。
ひたすらに賑やかになってしまった。
紫陽花の花言葉は「移り気・浮気・こころがわり」といったものが広く知られている。花の色づきかた（咲いたあとに色が出てくる）からそんなふうに言われるようになったのではないか、なんて説もあるらしい。でも紫陽花は、コロコロと色を変えるわけではない。育まれたその居場所に応じた、決められた色に向かって、染まってゆくのである（6月9日参照）。
そんなことを知ってか知らずか、紫陽花の花言葉、「辛抱強い愛情」とするむきもあった。「元気な女性」ともある。
私は後者のほうが好きだ。思いを寄せるなら後者だ。
