成虫越冬
台所にいきなりハチ出現。どこから入ってきた。
セグロアシナガバチのようだ。アシナガバチ類ならばそれほど凶暴ではない(※スズメバチ類ほど攻撃性は強くない)し、まんがいち刺されても大したことはない。なにより、この気温では昆虫もろくに身動きがとれない。(一説によると、昆虫は気温 10度C 以下で活動停止だそうである。)
図鑑を見ると、交尾した雌は成虫越冬するとある。「どこから入ってきた」というよりは、室内で越冬していたのであろう。だとすれば相当に空腹のはず。試しにメープルシロップを竹串の先につけて差し出すと、懸命に舐めはじめた。
冬のあいだ、殺虫剤などあんまり噴霧しなくてよかったと思うことしきり。
しばらく放っておいたら栄養を摂取したおかげか元気を取り戻したようだ。まだこれから冷え込むことも何度かあるだろうから少々忍びないが、コップで捕獲して外へ逃がす。元気に生きて欲しいが、うちのベランダや窓の下などには営巣しないでくれると助かる。昆虫は好きだが、言うてもハチ。その距離感は結構微妙だ。
デジカメ撮影を試みたが、なかなかいい映像はとれなかった。
ハチの種名、間違っていたので修正。普通種であるはずのセグロアシナガバチを掲載していない図鑑(ISBN:4486008065)の所為にしてみたり。