オンリーワン幻想
SMAP 「世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)」が売れているらしい。(さっき見たらオリコンのデイリーランキングで 1位になっていた。)曰く
No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one |
その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい |
「オンリーワン指向」は別にとりたてて目新しいものでもない。沖縄アクターズスクールだって掲げていたらしいし、蝶野正洋や産経新聞もそんなようなことを言っていた。私(おうる)もいまさら SMAP がどうとか槙原がこうとか言いたいわけでもないのだが、あまりにオンリーワンオンリーワンというのもどうかと思う。
主に3つの理由がある。ひとつは「オンリーワンは独裁者の思想に他ならない」こと、そして「オンリーワンは想像以上に過酷である」こと、いまひとつは「オンリーワンにも2種類ある」ことである。なんかいちいち解説しようかとも思ったが、急に面倒臭くなってしまったので割愛。
かくいう私(おうる)は「ナンバーツー」とか「スーパーサブ」、「Ultima Ratio」なんていう類いの言葉に根拠のないあこがれを抱いていたりするので、ナンバーワンとはあんまり無縁。むしろ「比類なきナンバーツー」とかになりたい。
…いや、オンリーワンでも別にいいのだけど、そう言ってる割には「ピンポン」DVD も売れに売れていたりするのはどうなんだろう、と思ってしまうわけで。 曰く
この星の一等賞になりたいの卓球で、俺は!そんだけ! |
「日常のヒント」って、素敵です。素敵すぎます。←なにをはしゃいでいるんだか。(いいんです、わかるひとだけわかれば) …そうか、そういう方向性があったか。(…ぉぃ)