意外に多用途だったかもしれない、という話

以前もここで御紹介したことのある道具。ある種のイロモノである。その形状はなんというか心くすぐるものがあり思わず手許に置いておきたくなる風合いであり*1、さらに道具としては、ナメてしまったナット、ナベネジなどを外すには実に強力で「かなり使える」部類だが、どんなに気をつけて使用してもネジナットの頭に傷が入ってしまうことなどから「外れないネジを廃棄前提で外す」場合以外にはとりたてて登場する場面はないだろう、というのが正直なところだった。
しかし。
こいつが意外に、Eリングの輪を調整する(締める)のにうってつけであった。小径のものなら、ラジオペンチより数段やりやすい。失敗しにくい。変な傷もつかないようだし、不必要な方向に曲げてしまうことも減る。これはいい。
ただし、Eリングをとめるのには使えなかった。Eリング関係全般に万能とはいかなかった。
というか、いっぺん外した Eリング再利用すんなよ、という話ではあるのだが。

*1:ただし PZ-55 のみ。他のモデルは特に形状がそそられるということはない。