そのトラックは全国を駈ける

ユニック付き 2t ロングに幌がかかり、3本の長いパイプが突き出ている。鉄パイプのかわりに長い木材の場合もあるが、本数が 3本である点は変わらない。幌の真ん中あたりは不自然に出っ張っている。大きな水タンクを積んでいることもある。あと、ドラム缶が大抵ひとつ。見えないが、積み荷の中に 140ポンド(= 63.5kg)のウェイトが必ず入っている。トラックには社名が入っていることもあるが、入ってないことも多い。トラックに搭乗しているのは、基本、2名。年齢はさまざま。ひとりは若いことが多い。
それは、ボーリング屋さんだ。トラック 1台に全て積んでやってきて、砂質土の素掘りなら 1日で 100m だって掘る。資格は無くてもできるが、あるとよい資格は「地質調査技師」。あと、ユニックを扱うには「玉掛け技能講習」受講修了証が必要。
だから何、というような話だけれども、街中でそういうトラックを見かけたら「ふーん」と思えばいいと思う。