踏切待ちで時間を潰しながら脳を鍛えるライフハック

lifehacks とか書いておくと間違って見に来てしまう人もいるかもしれないが、でも SKN(そんなの関係ねえ)。
以前ここで、普通の通勤電車の1両の長さが 20m ちょうどだという話をした*1。当然そうでない電車もいっぱいあるだろうが、Wikipedia を見ると詳細なデータが簡単に手に入って、流石、鉄の中の人のパワー侮り難しっていう話だったような、なかったような。
でもってこれを利用して、退屈な踏切待ちを有意義に過ごそうというのが本稿の目的。
電車の長さは正確にわかっている。とすれば、踏切を通過する際の速度を見積もるのも簡単だ。でも、実際にやるのはそんなに簡単でもない。勿論、道具など一切使わずにやる。
まず第一歩としてやることは、電車の通過所要時間を頭の中で計ること。踏切の警報音は秒とは関係ないリズムで刻んでいるので、リズム感の訓練になる。そして測定した所要時間から時速を算出するのもちょっとした頭の体操になる。私(おうる)のように計算の苦手な人間は、10両編成(全長 200m)が 10秒で通過したら 72km/h なので、そこから割合計算で求めるとよい。計算の得意な人はガチで求めるといい。
慣れたら、今度は秒をカウントすると同時に通過車両の両数をカウントする。この、2種類の数字を同時にカウントするという作業は、できる人はできる、できない人はできないという、能力の個人差が現れやすいスキルのひとつである。(因みに私(おうる)は大の苦手である。)
リズム感の卓越した人ならば、ガタンゴトンという、車両 1個分が通過するときに立てるノイズのリズムを正確に聞き分けることができるであろう。例えば、分速 60拍ならば 72km/h 、75拍ならば 90km/h である。
ただしこれらは、駅の近くの踏切ではあまり実践することができない。駅の近くでは電車は減加速状態にあるからである(あんまり速度を求めても意味がない。まあ、元々ないんだけど)。また、低速すぎるとおもしろくない。踏切待ちの長くなる所謂「開かずの踏切」は駅のすぐ脇のことが多いから、肝心の場所で有効でないこの「遊び」は有効なライフハックとは言えないというお粗末。