NOVA →白色矮星

1年ぐらい前から熾火研究所は「NOVA がそろそろ危ない」という研究的考察を導いており、その成果をここでまとめておいたような気がするのだが、探しても、見つからない。証拠がなければ小学生の知ったかぶりと何ら変わるところがない。
…まあ、あっても、同じようなものではあるが。

NOVA、会社更生法適用申請・全教室の運営を一時停止

 経営が悪化していた英会話教室のNOVAは26日、大阪地裁に会社更生法の適用を申請し、同地裁は財産の保全命令を出した。負債総額は439億円。取締役3人が25日深夜に臨時取締役会を開き、創業者の猿橋望社長を解任し、更正法申請を決議した。3月末時点で40万人以上いた受講生の多くは前払いの形で受講料を支払っており、今後は企業再建の行方とともに被害の救済策が焦点となる。
 NOVAは26日朝、全教室の運営を一時停止すると発表。すでに多くの教室が家賃の滞納などで実質的に閉鎖しており、受講生はレッスンを一時的に受けられない状態になっている。同社は午後3時から大阪市内で記者会見を開く。
 同社は猿橋社長の解任について「不透明な資金調達や業務提携の条件交渉について再三情報開示を求めたものの十分な説明が得られなかった」と指摘。同氏に業務執行を委ねることは不適当と判断したと説明している。
 今後、監督官庁や金融機関などと密接な連絡を取り、事業の継続を前提にスポンサー企業を探す考えだ。ただ、給与の支払い遅延などで外国人講師や社員が辞める例も増えているとみられ、どこまで事業を継続できるか不透明な部分も多い。
 NOVAには現在受講料を前払いしている受講生が40万人近くいるとみられ、前払いした受講料は07年3月末時点で約255億円に上る。NOVAが会社更生法を申請したことで、受講料の返還が難しくなる可能性もある。
 NOVAは利便性の高い鉄道駅近くに教室を構え、1年を超える長期の契約制度に基づく低価格のレッスン制度が特徴。「駅前留学」と銘打ち、独自のキャラクター「NOVAうさぎ」を使ったテレビCMなどで教室数を急拡大し、売り上げを伸ばしてきた。
 しかし事業拡大に優良な講師の確保が追い付かず「予約が取れない」などの苦情が多発。07年6月に経産省による行政処分で、1年を超える新規契約を6カ月間にわたって停止する命令を受けたことで受講生離れが加速した。資金繰りが急速に悪化し、従業員に対する給与の遅配や教室の家賃滞納が発生。10月に入ってからは一部の外国人講師がストを起こすなど、実質的に営業が滞る事態に陥っていた。

http://bizplus.nikkei.co.jp/genre/top/index.cfm?i=2007102602301b1