どんだけ頑張るんだ

味覚のうち欠くべからざる要素のひとつである「辛味」であるが、実際は、辛味を感じる神経センサというものは、無い。辛味を感じているのは痛覚を感じるのと同じ神経である。「ここまでからいと、からいって言うより、痛いよね」というのは、実はかなりあたりまえの話なのである。
人間の皮膚感覚を語る上で不可欠な要素のひとつである「かゆみ」であるが、実際は、かゆみを感じる神経センサというのは、無い。かゆみを感じているのは痛覚を感じるのと同じ神経である。痛みのごく弱いものがかゆみであると思ってほぼ間違いがないようだ。
要するにこういうことだ。「痛み」よ、どんだけ頑張るんだ、と。