東京都でエイプリルフール禁止条例

来年からはエイプリルフールに嘘のひとつも言えないそんな世の中が(ポイズン)やってくるかもしれない。「はてなアンテナ欲しい!」とか言っている場合ではないかもしれない。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070401u800.htm(現在はリンク切れ。魚拓とれなかった(T_T))

■「4月1日は年度始めという、1年のうちでも重要な日のひとつ。そんな日に嘘をついたり人を騙したりするのは不謹慎であるばかりでなく、生産性の著しい低下につながる」とのことで、東京都内の公共・公衆施設で4月1日に嘘をつくと罰金…? そんな条例が、石原都知事の号令の元、着々と準備中とのこと。都知事自ら、1日午前の定例会見で明らかにした。会見によると、通称「四月馬鹿禁止条例(案)」は東京都迷惑防止条例の追加条項として、同条例を改正するかたちで起草されており、本年6月にも可決、施行の予定。今年は間に合わないことと、当日が日曜日であるため、特に動きはないが、来年のエイプリルフールから実施の運びとのこと。早速、全国の自治体から問い合わせが殺到しており(都庁広報室)、思わぬ広がりを見せる可能性も出てきた。
■東京都では昨年末から「STOP 花粉 東京がやる」と題したポスターを発行し、花粉対策に取り組んでいる。今回発表された「四月馬鹿禁止」はこれに続く「東京がやるプロジェクト」の第二弾という位置づけだ。経費については、2007年度は特別予算から計上する予定だが、2008年以降は「きっちり計上して取り組みます」とのこと。
■実際の運用は、民間雇用の「四月馬鹿監視員」を都内各所に配置し監視する。嘘をついていることが確認された場合、監視員が事情を説明し、その場で罰金を徴収する。嘘かどうか判断に困るようなケースにおいては、都庁舎内で設置される「四月馬鹿判定システム」が事前に準備されたデータベースを元に即座に判断、インターネットや無線ネットワークを経由して監視員をサポートするそうだ。また一般からの通報もネットを活用したシステムを構築し、対応するとのこと。「詳細はまだまだ検討中だが、自治体でネットを活用した先行事例となるべく鋭意策定しております」と、意気込みを見せた。
■公共施設以外ではどうなるのか?:東京都は都政と行政サービスの円滑化に資するべく条例を準備しているとのことであり、都の関連施設以外ではこの条例は適用されない。しかし、民間施設等においてもこれをマナーとして遵守することが望ましい、とのことであり、都は「範を示す」かたちであるようだ。
石原都知事、質問記者を逆批判:会見の際「公約違反も条例にかかりますか?」という記者の質問に対し「条例は 1日間限りの話。1日で実現可能な公約がどこにある。先程から四月馬鹿四月馬鹿と言っているが本当の馬鹿は条例では取り締まれないから、各マスコミもせめて会見場には頭のいいのをよこしてほしいものだ。」と、皮肉たっぷりに返した。

このニュースがほとんど放送されていないのは選挙期間中だからだと思われるが、逆にいえば、選挙期間中だというのにこんなことやっていていいのか東京都。
 参考:花粉対策ポスター
ともかく。嘘をつくならば今日中、かもしれないよ。