調整ドライバー

  • 先端部分(チップ)だけ鋼材を使用した古典的なプラスチック製のもの:1本 \100 くらい
  • オールプラスチック一体成型のもの:1本 \100 くらい
  • 完全無誘導のセラミックチップ採用のもの:1本 \1,000 くらい〜

当然、用途によるわけだが、ロータリーエンコーダを回したりするだけであればセラミックチップのドライバーは必要なく、\100 くらいのものか若しくは在り合わせの精密ドライバーだとか、自作の代用品*1なんかで充分だったりするわけだが、では \2,500 の調整ドライバーがその場面において「無駄」か、というと、それは必ずしも一概に言えるものではない。私(おうる)が折に触れて主張しているとおり「よい道具は気持ちも動かす」のであって、オーバースペックなそれが性能以外の点で使用者のナニカを満たすことがある。
画像はDA-85((株)エンジニア)
ただし高価な道具の中にはデリケートなものも多く、例えばセラミック調整ドライバーでいえば、衝撃に弱く、落とすと先端を破損する可能性もある。10倍高価だから耐久性が 10倍あるわけではない、むしろ劣るケースもしばしばである、そのへんも含めての、選択となる。

*1:竹ひごや割り箸を削って作ったりする。私(おうる)は昔、タミヤのプラ角棒で作った。