幼児のシュレッダー事故に思う

私(おうる)などは、小さい頃、意味無くハサミをいじったりしているとそれはもう強烈に怒られたものだった。学童用の大して危険でないハサミにしてもそうだった。私(おうる)自身は(小さかったので)あまりはっきり覚えていないのだが、そうした「しつけ」は魂に深く深く刻まれていた。それが証拠には、小学校 5年生になって家庭科で裁縫セットを購入したとき、セットに入っている裁ちバサミを見て「こんな大きいハサミを、私が、私の所有物として、管理していいのだろうか?」と思ったほどだ。
(ただ、小学校 1年になったら「ボンナイフ」と肥後守は親から支給されていたし、3年ではカッターナイフ、4年ではハンドドリルと金鋸を手に入れていた。いまでは人に言えないくらいの刃物好きである。自分の頭の中で、どこからが危険でどこまでがそうでないと判断している(していた)のかは、正直よくわからない。)
そういう「恐怖政治」がいいかどうかはわからないけど、ともかく、小さい頃の私(おうる)は、危険な道具類を必要以上に恐れていた。どんな厳しいことをしたって子供はアホだから怪我もするし身を危険に晒す。大人になってからだって道具の操作ミスで怪我をすることは無くならない。でも、私(おうる)は、幸いにして現在も両手に指が 5本ずつ、計 10本ある、これは、事実。
だから要するに何が言いたいのかはっきり言えって? …嫌だよーだ。