ハチミツとかけて、コマネチと解く。そのこころは、両方とも大学シチュを語っておきながら大学そのものは「モラトリアム・アトモスフィア発生装置」としての意味合い以上の(さほどの)重要性を持たない。


↑日頃から偉そうなことを言っている割には最悪の押しである。葉っぱ、折れてるし、茎の跡が付いてしまっているし。もう色素落ちてるし。
さて、ハチクロアニメ 2nd stage 放送開始。「怪 〜ayakashi〜」をやっていた深夜アニメ枠だそうだ。要するにこういうことか、右脳も左脳もモキュモキュさせたい人は、ハチクロとコマネチ大学両方観るべし、と。
ハチクロは、コミック刊行済みあたりまでのストーリーを30分で一気にかいつまんでいた。TV 版第一弾をほとんど見逃していた私(おうる)にはちょうどいい。原作の再現度をかなり高めに設定しているようだが、その割に画づくりがカキワリチックになってなくてよかった。やっぱハチクロはいい。そして、作り手の本気度が見て取れる作品は、やはりいい。…というわけで左脳ばかりが鑑賞したため右脳刺激は見事に失敗。
コマネチ大学数学科は、魔方陣絡みの問題だったが、さらにアインシュタインに無理くり絡めている(我田引水)ようで、まあその辺は好きにして欲しいなとは思ったのだが、模範解答にも感動するほどの凄みは無かったし、なにげに魔方陣好きとしてはもっとそっち側をぐぐっと掘り込んで欲しかったわけだ。とりあえず(24パターンあるという)正答のひとつを出すのには、3方陣をぐりぐり回す必要すらない。アインシュタイン絡みの話も個人的には嫌いでないし、興味深かったが、それはそれ、これはこれ。…というわけで、アインシュタインには右脳ばかりが反応したため左脳刺激も見事に失敗。

参考までに問題は、上図の A 〜 I に 1 〜 9 の数字をそれぞれ入れて、図中 7つの三角形の頂点にある数字の合計が全て等しくなるようにせよ、というもの。普通の 3方陣だと解は”たったひとつしかない”わけだが対称性が…以下面倒なのでむにゃむにゃ。
まあ要するに、結局どっちも刺激できたから当初の思惑は達成されたかたちだが、どこか腑に落ちない夜更けであった。