包丁があまり得意ではない。

ナイフ好き、刃物好き、鉄モノ好きを日頃から標榜している私(おうる)だが、包丁など調理用刃物は正直守備範囲外だ。多彩な包丁があることを私(おうる)は知識として知っているし、刃物を語るにあたって包丁、あるいは調理を除いて考えることはできないのも理解している。でも、何故か興味が湧かない。興味が湧かないから知識も増えない。理由はよくわからないが、たぶん、自分がこの刃物を使いこなすシーンをリアルに想像できないというのが大きなところだろうと思う。私(おうる)がこの手の中にある刃物でもって自ら、あるいは他の人の口に入るモノを加工する、という場面がどうにもありえないことと思える。
恐らくは、小さい頃に家にあった包丁が、切れないモノばかりだったからだろう。包丁でモノを切り、加工するということに面白味を感じることができない。フルーツの早剥き名人の離れ業などを見ても、まあ確かにすごいとは思うが感動できない。やってみたいとか少しも思わない。だから、その包丁がどんなにすごいか知らないが、興味が湧かない。