瓶詰めにて保存

owl2005-10-18

キンモクセイの花は、その香りもさることながらひとつひとつがじつにかわいらしい。色も見事なオレンジであり、ともすれば人工色にも見えてしまうほどはっきりとしたその色味は、絵の具か、クレヨンのような元気でポップな印象。しかし、その小ささと花期の短かさ故か、花のビジュアルに注目する人は少ない。そして散ってしまえば、その後はたちどころに色褪せる。そこで、ふとつまみ上げたその花をどうしようかと考えた挙げ句、エタノールに漬けてみることに。
入れることしばし。たちまち色が出てくる。液体も澄んだオレンジ色に。なかなかきれい。

花自体は少々ふやけて、おもちゃっぽい雰囲気に。軽く混ぜると液の中を漂う。かわいらしい。しかし残念ながら香り…というかにおい、はちっともよくない。むしろ、生臭い。これは見た目だけのものですな。
キンモクセイの花となると、押し花にしてもなかなかうまくいくまい。液浸という方法は以外といいかもしれない。