無理が通れば。

某支店でのトラブルの内容とは、メインマシンである G3 iMac の時計が狂うというもの。ということで、毎朝電源を投入するたびに日付と時刻を再設定しなくてはならない状態に。ここで日付設定を間違えると基幹システムのログファイルに記録される日付がすべて違ってしまうために、かなり面倒くさいことになる。
実際、問題が発生した。2005年を 2006年と設定してしまい、本日分のログがすべて未来日記となってしまった。システム上、訂正はできない。担当者はかなりひどい言われようであった。
ここで取るべき対策は

  1. システムを更新し、メインマシンを最新のものにする。
  2. 電話回線でネット接続しているところを、常時接続とする。

もうひとつ根元的なところとして

  1. 日付データすらいじれないシステムをどうにかする。

あるいは

  1. 起動項目に時刻更正ソフトを登録する。

最悪(というか最低限)

  1. iMac の内蔵電池を交換する。

であって、けっして

  1. 「あれほど気をつけるようにと言ったにもかかわらずミスをするとは、馬鹿という以外無い」と電話越しになじる
  2. 毎朝の時計再設定の際に「声出し確認」をしてでも間違えないように、と担当者をどやす。

ではないはず。
HQ の腐心すべきことは、下の者がミスをしてもそれをカバーできるようなシステム構成を考慮すること、ミスが起こりにくく負担がかからないようなプロトコルを工夫すること、であって、システムの不備を下の者の作業負担でリカバーすべく指示を徹底することではないはずだ。HQ のすべきことは、下の者の負担をできる限り吸い上げることであって、「気をつけろというほかは無い」などという科白を吐くことではないはずだ。
ああ、もうほんっと嫌だ。勘弁して。