余裕で勝ち

テラヤマアニさんのところから。昔、ポケットコンピュータに搭載された LISP で似たようなものがあった。
この手のゲームは、勝とうと思えば、軽い。フォーマットに従って 5回トライしたがどの語も「ワタシの辞書には無い」などと自分の無能を棚に揚げた発言で締めくくられた。2回目以降はレベルを落とし、更に「ダイヤのイヤリング」なんて設題も許可されているようだとわかったうえで極力 1単語語で挑んだにもかかわらず、20語は疎か 28〜30問でも絞り込めなかったようだ。そりゃそうだ、辞書に無ければ土台無理な話だ。
私(おうる)が挑んだ設題:

  • 針金
  • オブラート
  • プルトップ
  • 交渉人

ワタシが当てるのはむずかしいワード
・・・夕食, クッキーポット, スニッカーズ, ブリキ缶, 年鑑.
ミンナがよく考える人気のワード
・・・犬, ネコ, ライオン, 携帯電話, 女性.
ふーん。
で、もう少しやってみた。

  • 南京錠
  • 割箸
  • 白アリ
  • 藍晶石
  • コンチョ

このうち「南京錠」だけは 23回で当てられた。「ワタシ」さんとは見解の違いが若干あったようだ。それから、「白アリ」は辞書にあったものの 30回の質問で当たらなかった。こちらも若干の見解の相違があったようだ。
なお、回答に際してはできる限り誠実にと心がけたが、最初に入力する年齢だけは詐称した(意味不明)。

■ 追記

システムにない単語を挙げた時点で「勝った事にならない。」のだそうだ*2。ふーん。
勝ちを狙うばかりがゲームの目的ではないのだろうけど、だとしたら、勝つためには「一般常識からはやや逸脱した知見」を導入するか*3、「微妙な回答」を導入する*4しかないだろう。220 ≒ 100万。30回まで延長されれば 10億。地球上の生物の種数は 150万程度とされているが、一般的なカテゴリならば多く見積もってもたかだか 数百。数万の場合の数でもってわずか千程度のものを弁別するのである。これで絞り込めないのなら、設問か回答のどちらかに致命的な不備があると言わざるを得ない。こんなことは、生物系の樹状検索表や検索図鑑を試みたことがあるひとにならすぐわかる話だ。大抵どんな精巧な検索表でも適切に回答すれば 10回以上の分岐(必ずしも 2択とは限らないが)を必要としない。
少なくとも、現状ではシステム辞書の成長に直接的な関与ができないのだから、ごく一般的な事物の単語がシステムに無い時点で、システムの負けである。*5
ここにも見解の相違が。
参考文献:「壺の中」(ISBN:4924684112安野光雅の美麗絵本。

■ 少々情報を整理しておくと

*1:現在 URL 無効。追記以下を御参照ください。因みに 2005年10月頃の移転先であった http://bandai.20q.net/play も 2006年現在無効の模様。

*2:参照先の「追記」参考のこと。

*3:白アリはときどき黒い、とか。羽アリのときの体色は黒である。

*4:南京錠が「いろいろな色が付けられている」とか。

*5:アンモナイト」「オウム貝」「ゴボウ」「蛍石」「ステッキ」なんかが無い時点で負けを認めろよ、という案配。