一応完成

塗料の乾燥を終了とし、最終プロセスに。皮を張って乾燥させる。ヤギのなめし革は濡らして柔らかくしてあるので、接着剤が効きにくい。接着剤が乾燥するより先に皮がある程度乾燥しないと固定できない。しかし、皮は乾燥すると収縮するので、できればあまり乾燥しないうちに固定し、皮の収縮を利用してより強く張りたいところである。これは、うまくできたからといってもあんまり応用の利かないテクニック。

紐で巻いても皮の固定はできないので、手許にあるものの中では…と、ステンレスワイヤーで締める。端の処理で、叩いたら胴体を傷つけてしまった。大失敗。悔やんでも仕方ない。
そして皮もほぼ乾燥。張りも概ね良く、幸いにして接着剤はよく効いているようだ。紐を繋いで完成。なかなかいい音になった。こうして噪音楽器が増えていく。これらで何をしようとかそういうのは全く考えていない。