そういえば。

帰りしな、コンビニのすぐ前をねじゅみがとととととととととっと走っていた。いや、走っていたというよりは、むしろ歩いていた。勿論振り返りはしないが、のんびりのんびり。ちょっと立ち止まって、建物と建物の間に消えた。いや、消えたと思ったがしっぽがまだ覗いていた。
大きさからしてドブネズミ。どうもここいらあたりのねじゅみたちは、人目に晒されていることや猫目に晒される危険のあることをなんの恐怖とも感じていないらしい。