なんとか達成、その瞬間からその携帯電話端末は高価格低機能な「電話もできる音楽プレイヤ」になった(成り下がった)。

Win98SE にはあまりに過負荷な「SonicStage1.5」を操作し、チェックイン・チェックアウトなんていう耳慣れない単語に幻惑されつつ、タコ足状態の USBハブを繋ぎ直し*1、でもっていま聴いているのが「CALL MY NAME (English Version)」*2だったりするあたりが、つまりその文明とか文化って一体なにってな気色なわけである。
128MB の MG MemoryStick Duo ではフルレートだと CD 3枚分ぐらいしか入らないようだ。サンプリングレート落とさないと駄目か。…というか、この MP3 系の圧縮音源フォーマットって、あんまり聴き込んでいるわけではないが、どれもこれもどこかしら聞き苦しい。どう表現したものか…「音」が脳髄を跨いで激しく反復横跳びをしているような感じというか、耳を塞いだその内側から大声で叫ばれているような感じというか、耳を塞いだ手のその甲を拳でガンガン殴られているような感じというか、頭を 30Hz ぐらいで左右に揺すられているような感じというか、ものすごい無秩序なエコーがかかっている感じというか、まあなんというか、聴こうと思って聴ける音ではない。世の中のひとはこんな音を「まともな音楽」として日常的に聴いて、ノイローゼかナニカにならないのだろうか。それとも私(おうる)の PC 環境(と再生環境)がお粗末だからそんなことになっちゃっているだけの話なのだろうか。
とはいえ、単に「音が鳴っているな」ということを認識する程度の集中力だけでその「音」と向き合うのならば、聴いて聴けないこともなさそうだし、実害もなさそうだ。
「愛の☆愛の星」でも聴きながら寝ることにしようか。
放っとけ。そんな心境なんだよ。本人もよくわかってないけど。

*1:HUB を 2段噛ませると SonicStage がメディアを認識してくれないらしい

*2:from TERRA2001(ASIN:B00002DDGA