鼻にきびの、その結末

(関連記事:id:owl:20040507#p2)
幼少のみぎりから鼻の具合がどうにもよろしくなく、乱暴な鼻のかみかたを繰り返してきたなどの(今にして思えば)愚行の数々により、鼻の粘膜は既にズタズタである。鼻孔の内側が炎症を起こしたり、できもの、所謂「鼻にきび」ができたりすることもしばしば。鼻の内側なので、これがまた結構つらい。ほんとうに深刻な場合には針を持って鏡に向かい、膿を出したりすることもあった。
最近でこそ激しいそういうのはできないわけだが、それでもたまに、触れると結構痛い奴が出現したりすることがある。実はここ 1週間ほど、そいつが来ていた。ついいつもの癖で鼻をかいたり鼻をかんだりすると、それなり気になる程度に痛かったりする。さらに、愚行の数々により(しつこいな)過敏になっている鼻の粘膜あたりの神経が常に刺激されて、不愉快なることこの上ない。いろんな意味で「面頂」は死に至る病、というわけだ。
して、大抵こういったできものだとかなんだとかは気が付くと治まっていたりするのが世の常であり、今回の奴もその所謂、世界の常識に漏れずいつの間にか治まっていったようであった。ビバ、私(おうる)の自己治癒力。しかし、今朝、車窓にうっすらと映った自分の顔を見て、プチ愕然となる。鼻の内側にあったはずのそいつは、どこをどう移動したのか、鼻の外側でやや小振りなにきびとして露出していた。もう上まで出てきてしまっているので、痛くもなければほとんど気になりもしない。謂うなれば最終段階。
鼻の内側から外側へと移動してまで自己のその存在を主張して憚ることのない奴は、そうまでして私(おうる)に何を訴えたい(たかった)のだろうか、ていうか、単刀直入に吐露しよう、私(おうる)は何と「両思い」なのだろうか。
…だから「何と」っていうな。「何」、なんで物なんだよ。
お相手におかれましては、もしなんらかの伝達手段があった場合、是非私(おうる)宛に、明示的にその意思を表明してくださいませ。生涯の励みにいたしますゆえ。
…ってだから、その「お相手」の範疇として無生物から人外まで視野に入れるのはやめなさいって。