日記ネタの定番としての免許更新

owl2004-06-06

陸運支局と試験場「しか」無い町、鮫洲へ。
(などと敢えて失礼な言い方をしてみる。ほんとうは勿論そんなことはない。)
朝、起きると、予報通り外は雨。ラッキー。何故なら、他のひとの出足が悪くなることが予想されるから。あまり待たなくて済むかもしれない。
受付開始時間は 8:30 とのことだったので、それより早く着いて待つというプラン。鮫洲は京急蒲田から 1本である。予想より時間はかかったが 8:20 に鮫洲運転免許試験場・着。…ってもう並んでるし。受け付けてるし。始まってるし。結構混んでるし。
更新前の免許証を差し出すと書類を 1枚渡され「裏表記入して視力検査受けてくださいね〜」
え、え、え、そんないきなり! ちょっと、まだ心の準備が……
10分強並び、視力検査。そろそろやばいかも、とプチ危惧していたのだが、問題なくパス。目薬を差し、血糖値と血圧が下がらないようにチョコレートと水分を補給までする用意周到振りだったのだが、そこまでする必要もなかったようだ。運転に必要な視力は両眼で 0.7 以上なわけだが、左目は確実に 1.0 以上あるから、まあパスはする道理であり理屈。ただ理屈と実際にパスするという事実は似て非なるもの。ひとまず第一関門クリア。
ふと考えたら、ここに集っている何百人のうち、約半分は「双子座」であるわけだ。免許失効や再交付の人を除けば、今日来ている人達の誕生日は 5月6日〜7月6日。そういう集団ってある意味すごい。ひょっとしたら、時期によってやたら几帳面な人ばかり集まったり、呼んでも来ない人ばっかりだったり、やたらと文句の多い人ばっかりだったりするのだろうか。ちょっと興味深い。…なんてことを待ちながら考える。暇だから。
暇ついでに考えるのは、免許場ってば、ここまさに「本名晒しイベント会場」だ。窓口で呼ばれる名前は間違いなく戸籍上の本名。しかも誕生日も大まかに知れている。…だからどうということもないのだけど、人によっては本名をフルネームで大声で呼ばれるの嫌だろうなあ…などと考えていたら、私(おうる)の名前(ファーストネーム)を呼び間違えられた…。いいえ、いいんですよ。よく間違えられますんで。
因みに私(おうる)だけですか、銀行でも病院でも名前を大声で呼ばれると「あんたは私の何を知ってるつもりなんだ」と思ってしまうのは。
収入印紙を購入し、第二関門である写真撮影。一瞬の勝負だがなんとなくやり過ごす。引き続いて、道路交通法§108-1 に定められる「一般講習」(1h)を受講。更新前 5年間に 1回(2001年2月13日)、スピード違反(40km/h 未満超過)で捕まっているので優良(ゴールド)にはならない。でも、次回免許更新は制度が改正されたのでブルー免許の私(おうる)でも 5年後。これってつまりゴールドへの昇格も先伸びってことだ。(別にゴールド免許にあこがれもこだわりも無いけど。)
講師と受講者、ともにある意味つらい 1時間が終了し、いよいよ、さきの「第二関門」の結果が出る。前日に散髪というありえない状況で挑んでいる時点で既になにかを放棄しているわけだが、まぁそんなに酷いことにはならないだろうという曖昧な自信はあった。証明写真で失敗しないコツは心得ている。
…しかし予想外だった。写真のその人物の老けっぷりときたら、まるでじいさんだ。直前の体重減少が祟ったようである。これで 5年間… 正直、沈む。
免許証の裏面に「臓器提供意志表示シール」を貼ってもよい、と掲示してあったので、シールをもらい、貼り付け、署名記入。シールは 3種類(脳死後提供・心臓死後提供・非提供)あったわけだが、私(おうる)が選択したのは勿論「脳死後の臓器提供」。
なにはともあれ、これにて半日間のイベント終了。休憩スペースでは自販機の紙コップコーヒーがいい香りを奏でている。1杯飲みつつまったり(=∀=)してから帰るという選択肢もあったが、なんとなく速攻帰途へ。免許証の日付はゾロ目が並ぶいい感じになった。今日、行ってよかった。
定番の献血車が来ているからちょっと絡んでいく。私(おうる)は献血はまだできないようだ。赤十字よ、おまえらなんか、嫌いだ。ぺっぺっぺっ。
雨はまだ降り続いていた。