John Doe

女性の場合は Jane Doe になるそうだ。英語で「氏名不詳」のものに仮付けされる、氏名。



余談になるが、外人部隊のなかでもとりわけ有名な(つまり私(おうる)が見聞きしたことがあるほどにまで有名な)フランス外人部隊。事情があって氏名を明かせない者は匿名のままの入隊も許可されるらしい。その際、その匿名の彼等は「名無し」(anonyme)と呼ばれるそうだ。

話が相当に反れてしまった。
私(おうる)は映像・音楽ソフトをレンタルで鑑賞するという習慣がない。それは単にそういう習慣がこれまでに付かなかったというだけの話であって、別にレンタルは嫌だとかそういった理由があるわけではない。ただ、小さい頃にほぼ強制的に通っていた図書館という空間は私(おうる)にはあまり馴染まないものであったような気がする。まぁ、図書館とレンタル屋さんが同じとは思わないけど。
というわけで、昨日に引き続き、TV でやっている映画をなんとなく観る。ブラッド・ピットモーガン・フリーマン主演「セブン」。以前にも観たことのある映画なのだが、何故かまた観ようと思った。
宗教的背景や西洋文学などのコンテクストがなければ内容を充分に理解できないと思われるそのストーリーは私(おうる)にとってはやや上級に過ぎる感もあるが、2度目ということもあって安心して観ることができた。
以前から言っていることではあるのだが、私(おうる)はネタバレに関して非常に稀薄な意識しか持たない。真犯人を知ってしまった推理小説は読めないかというとそんなことはない。(だから刑事コロンボ古畑任三郎も大好きだ。)「○○ってどうして××なんだろうねー不思議だねー」で終わらせてしまい、調べればわかることをそのままにする神経が知れない。隣の人がそのことについて知っているのなら、その人に訊いてなにが悪い。この感覚は世の中一般からはかなりずれているようだが、ともかく私は「セブン」の 6人目と 7人目を既に知っている状態で観た今回のほうが、前回よりも深くその強烈な結末を味わうことができた気がする。
こんなところでぐずぐずしてはいられない、そんな気がする。