空を見たくなる日。


直線であるべきものが直線に見えるよう、いやな歪曲が出ないように一応努力してみる。写真というのは難儀なもので、普段は大して気にも留めていない周辺視野のディテイルが、切り取った途端に不自然に映ってしまうものだ。実際問題、人間の視野の広さからして脳内の周辺視野に映るその映像はほんらい相当に歪曲しているはずなのだ。
…なんて知ったふうなことを書くとまた墓穴を掘りそうなので大概にしておく。今日の空は見上げるに値する、しかし、切り取るならば空だけではさみしい、そんな空。そしてややそんな気分。