赤水

安ければ安いなりに何事かあるわけで、賃貸物件に安く住まうポイントは、その人のパーソナリティがその物件の問題点、とりわけ、「一般的には多くの人が問題点として許容しかねる点」を意に介さずに済むかどうかにあるといえる。
現在の巣み処は JR 2路線の至近のため騒音振動が遅くまで続くが、私(おうる)はあんまり気にならない。トイレの換気が悪ければ換気扇ぐらい自分で設置するからいい。コンセントが少ないならケーブルの引き回しぐらいお茶の子さいさい。
ただ、流石に赤水には参った。小さい頃住んでいたところも水道水がまずく、ほとんどそのままでは飲まなかったというようなこともあり、現在も水道水を直接飲む習慣はないのだが、毎朝濁るようではポットのお湯にも使えない。
意を決して浄水器を設置することに。施工の要らない蛇口取付型、赤水やカルキにも効果が期待できるという中空糸膜+活性炭のハイブリッドタイプが今回のターゲットとなる。で、大きめのスーパーに行ってみると、意外に安いので驚く。本体含めて実売で \2,000.- 程度からある。(高級機は液晶表示の取り替えサインなどがあったりするようだがそんなものは私(おうる)には不要だ。) まあ、考えてみれば、ほとんどフィルタの価格ということであろう。また、いちど取り付けてしまえばその後は専用交換フィルタを買い続けることになるから、ゲーム機本体が赤字覚悟で価格設定されているのと同じような理屈もあるのかもしれない。プチ納得。ともあれ、余裕で \10,000.- 以上するのかと想像していたので、結構助かった。ただ、このままの蛇口だと出水位置が低くてやや使いづらい(※今回購入の浄水器は特に薄型なのだが、もともと蛇口位置が低かったところへ 約3cm のゲインとなり、現在はクリアランスが 21cm 程しかない)ので、出水管を斜め上向きのものに交換しなければ。

ついでにピッチャー型の浄水器仕入れてみる。これでやっと水が飲める。とはいうもののあと 1週間、そして来月、どうやって凌ぐか。
「暮らすってものいりね。」(「魔女の宅急便」より)