クチナシの花

郵便局へ寄ったので、いつもと違う道を通る。公園の中を突っ切ると、雨なれど花の香り漂う。クチナシの香りはキンモクセイと同様、その強さゆえ好みが分かれるかもしれない。私（おうる）は好きだ。
クチナシの花は長い。香りも長いこと続く。しかし、残念ながら散り際はあまり美しいとはいえない。
クチナシの実は漢方薬として用いられるほか、黄色の染料・着色料として多用されるそうだ。タクアンの黄色もクチナシ。また、花びらは食用になるらしい。（今度試してみよう。）
挿し木で簡単に育つから、梅雨に負けず香るこの植物を、身近に置くのもまた一興かもしれない。

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6月の誕生石は真珠、若しくは月長石（ムーンストーン）。そして、クチナシも 6月を象徴する花。