いっぱいいっぱい

owl2003-05-10

小学生の頃。
シテ 「おまえ、『いっぱい』の『い』を、『お』に変えて、言える?」
カモ 「…言えるよ」
シテ 「言ってみろよ」
カモ 「………おっぱい、だろ」
シテ 「バーカ!スケベ!『おっぱ』だよ! おまえ、エロいなー!」

「ねえ、ちゃんと風呂入ってる?」とか、「パン作ったことある?」とか、「カモメ、カモメ、かちんかちん」といった類いと同様の、言葉遊びトラップである。勿論これは、小学生の頃、(男子の場合)「おっぱい」と発するだけでもスケベ扱いされたという事実を理解しておかねばまったく意味不明・解読不可能ではある。



しかし、「おっぱい」の語源をひもとくと、どうやら「いっぱい」から転化したらしい、という話を聞いたことがある。道理で語感が似ているわけだ。しかも、大橋巨泉の造語という説もある)「ボイン」と、実は大して変わらない語源由来ということになる。そして、小学生の他愛のない悪戯も、案外当を得ているのではないかという気がしてくるから不思議なもの。
素敵な語である。(なにが?とかは、訊かない約束で。)