余談

「露天温度」で検索してくる方がたまにいて「…温泉かよ!」などと思っていたのだが、私(おうる)も長いこと書き間違えたままだった。それはそうだ。こちらも間違っていなければ、検索にかかるわけがない。
人の振り見て…という言葉を改めて噛みしめた。【2006/07/12】
余談を重ねると、「露点」とは「空気中の水蒸気が飽和し凝結する境界の温度」であり、「温度」を含意している*1から「露点温度」という語は本来過度に説明的である。また、誤解を生じにくいよう「温度」と付けたことによって結果的に typo (誤変換)が生じやすくなっているのは皮肉な話でもある。
当研究所(跡)でも、原義主義的なナニカよりわかりやすさに重きを置いた。【2007/04/14】
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■ 余談の追記

最近「露天温度」で訪問してくるお客様が少ないと思ったら、Google でも Yahoo でもダイレクトに「露点温度」の検索結果を返してくる。「露天温度」はミスタイプ(typo)であると認定し、処理しているようだ。ならば当然「露天温度」ではこのページに来ることはできない。
便利になったものだ、と思う反面、 typo に最後まで気付かぬ人も増えてゆくであろう。痛し痒し。(←と、自分のことを棚にあげて言ってみる。) 【2009/10/20】

*1:より正確には「温度を含む環境諸条件」(もっと言えば『温度を含む環境条件空間上の 1点』)であるが、実用上「露点」は温度の一元関数と近似して差し支えないし一般的には温度を意味すると解釈できる。